成田空港の夜間飛行制限、1時間短縮案を提示

2017/6/13 7:01
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国土交通省と成田国際空港会社(NAA)、千葉県、空港周辺9市町は12日、成田空港の機能強化に関する4者協議会を同県富里市内で開いた。9市町が求めていた夜間の飛行制限緩和の見直しに対し、NAAは飛行制限の時間短縮を従来案の3時間から1時間にする案を提示。9市町側はおおむね評価した。NAAや国は騒音など住民生活への影響を極力抑え、夜間飛行拡大に対する地元の理解を得たい考えだ。

協議会終了後、成田市の小泉一成市長は記者会見で「住民の意見や要望を重く受け入れてもらった。速やかに住民説明会を開き、丁寧に説明していきたい」と見直し案に理解を示した。

成田空港は現在、午後11時~午前6時の深夜・早朝帯の飛行を制限している。NAAが当初示した新たな制限時間は午前1時~午前5時だったが、見直し案は午前0時~午前6時にした。NAAは2020年の東京五輪・パラリンピックまでの実現を目指す。

NAAは将来の第3滑走路の使用開始に合わせ、滑走路ごとに運用時間をずらす「スライド運用」制を導入することも提案した。夜間の飛行制限をさらに緩和する場合も、各飛行ルートごとに夜間運航のない時間帯をそれぞれ6時間確保する。

夜間の飛行制限緩和に合わせ、NAAは騒音地区に暮らす住民への支援策を拡充する。騒音対策として住宅の寝室に内窓を設置するほか、壁や天井の防音工事も行う。深夜・早朝帯に飛行する航空機は騒音の小さい機材に限定し、睡眠への影響を抑える。

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