2019年6月20日(木)

景気一致指数が消費増税前超え 4月、3.3ポイント上昇

2017/6/8 1:01
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内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(2010年=100、CI)によると、景気の現状を表す一致指数は前月より3.3ポイント上がり117.7となった。2カ月ぶりの上昇で、水準は消費増税直前の駆け込み需要が景気を押し上げた14年3月を上回った。新車発売で生産と出荷が増えた自動車が全体をけん引した。

内閣府は一致指数から見た基調判断を「改善を示している」として先月から据え置いた。

CIは指数を構成する経済指標の動きを統合して算出し、月ごとの景気変動の大きさやテンポを示す。前月からの指数の変化で景気の「向き」を示し、水準で「勢い」をみることができる。今年4月の水準は、リーマン・ショック前の08年2月以来の高さとなった。

前月と比較可能な7つの指標のうち、6つの指標が改善した。ショベルカーなど生産設備の出荷額を示す投資財出荷指数がけん引。10月に控える排ガス規制強化前の駆け込みで出荷が増えた。

鉱工業生産指数も一致指数を押し上げた。国内向けの自動車やアジア輸出向け半導体製造装置が伸び、「大型連休に備えた生産前倒しもみられた」(内閣府)。中国向けのスマートフォン(スマホ)部品など電子デバイスの出荷も好調だった。小売業の商業販売額は2カ月連続で増加した。また、バブル経済期を超えた有効求人倍率も全体を底上げした。

数カ月先の情勢を示す先行指数は1.2ポイント低下の104.5となった。消費者態度指数の悪化が響き、3カ月ぶりに下回った。

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