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ゼンリンなど、3D地図でドローン実験

地図大手のゼンリンは2日、北九州市内で3D地図を使ったドローン(小型無人機)の飛行実験を実施した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同実験で、ドローンは地図情報を随時受信しながら人の操縦しない自律飛行を繰り返した。同社はデジタル地図事業で車の自動運転など成長市場の開拓を急いでおり、ドローン向け3D地図でも2020年の完成を目指す。

ドローンの商用化は建物や被災地の調査、離島や山村への配送などで進んでいる。多くは人が目視できる範囲で操縦したり、決まったルートで自律飛行したりしている。

ドローンが自律飛行する際に重要になるポイントの1つが地図データだ。例えばドローンが市街地を飛行する場合に、ゼンリンは建物の向きや着陸に適した公共施設などの詳細な地図情報を持つ。さらに今回建物などの高さを加えて3D地図にすることで、安全なルートの検索技術で他社を先行できる可能性がある。

ゼンリンの3D地図を使った自律飛行の実験は初めてで、今回は廃校となった中学校跡で3通りを試した。

まず配信した地図情報に沿って約17メートルの高さで約100メートルを飛行。次に障害物などを察知した場合の緊急着地を試し、最後に新たな地図情報を途中で受信して安全な飛行ルートに変更するパターンを成功させた。

ドローンは独社製で、携帯電話回線を通じて地図情報を受信。今回は飛行途中で新たなルートの指示を受け、正確にルート変更できるかをテーマに実験した。

今後も無人地域で飛行実験を重ね、ドローン用の3D地図に必要な測定方法やデータを絞り込む。NEDOとの共同実験は年内に終えるが、国が目指している20年の有人地域飛行の商用化に向けて官民の協議会などに参加していく。

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