県内百貨店 中元商戦スタート

2017/6/2 7:00
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県内の百貨店などで夏の中元商戦が始まった。松坂屋静岡店(静岡市)が1日からお中元ギフトセンターを開設。7日以降は静岡伊勢丹(同)、遠鉄百貨店(浜松市)でも取り扱いが始まる。商戦用の売り場を拡張した店もあり、人気商品のウナギなど県産品に力を入れる。贈り物だけでなく、自家消費用の商品を販売する動きも目立つ。

「頑張るぞ!頑張るぞ!」。1日午前、松坂屋静岡店の北館5階で商戦のスタート式が開かれ、浴衣を着た店員がかけ声を上げた。売り場は昨年の1.5倍となる400平方メートル以上。「夏の風物詩」をテーマに約2100点を取り扱う。

京都の老舗による魚介を使ったゼリーなどのスイーツ3000~5000円の価格帯のものが売れ筋という。一方、消費の二極化に合わせて1万円以上のローストビーフなど高価格帯の商品も展開し売り上げ増を図る。

「近年儀礼ギフトが減少している」(同社広報)ため、購入者自身や身内向けの商品もそろえる。高級アイスクリームや洋菓子などを薦めるほか、中元会場と並んで「浴衣フェア」を開催。3万円台を中心に色彩豊かな浴衣約400点を並べ、親子連れの消費を喚起する。中元全体の売上高は前年比3%増を見込む。

静岡伊勢丹では静岡限定のカタログ「うまいら静岡」の掲載商品を150品そろえる。昨年人気があったウナギ関連の取り扱いを拡充。かば焼き、刺し身などレパートリーを増やすほか、サッポロビール静岡工場で生産されたビールとのセット商品も新たに投入する。

一昨年に開業したエムアイプラザ藤枝(藤枝市)では昨年よりも中元用の売り場面積を約1.2倍とした。昨年、藤枝駅の他の商業施設が閉店したこともあり、周辺顧客を取り込む。全体で売上高3%増を目指す。

遠鉄百貨店は5月からネットでの注文を開始。15日に店舗での取り扱いを始める。NHK大河ドラマの主人公、井伊直虎の関連商品を扱い、地元の魅力を県外に伝える。鹿肉を使った直虎カレー、花の舞酒造の日本酒「直虎ゆかりの地セット」などを用意。昨年より売上高1%増を目指す。

百貨店以外に県内のスーパーなどもお中元に力を入れる。マックスバリュ東海は静岡を中心にほぼすべての店で相手が選べるカタログギフトを販売。マスクメロンの菓子やカツオ節の詰め合わせといった地元商品約1600品目をそろえる。しずてつストアや遠鉄ストアでも各店舗で商品を500品目近くそろえる。

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