圏央道の大栄~松尾横芝間 今年度内に着工
国土交通省関東地方整備局は25日、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)で千葉県内の未開通区間、大栄ジャンクション―松尾横芝インターチェンジ間の工事に2017年度中に着手する方針を明らかにした。同日公表した17年度の事業計画に盛り込んだ。まず多古町内の予定区間で地盤の改良工事を始める。
圏央道で未開通なのは大栄―松尾横芝間と神奈川県内の一部区間のみ。森田健作知事は「大変喜ばしい。一日も早い全線開通に向けて、沿線市町と連携し、国に積極的に協力するとともに、事業の進捗を強く要望していく」とのコメントを発表した。
大栄―松尾横芝間は18.5キロメートルで、16年度までは調査設計や用地買収を進めてきた。一部で用地買収が遅れている地域もあり、3月末時点の事業進捗率は15%にとどまっている。
関東地方整備局の事業計画は同区間の開通時期について「完成に向けた円滑な事業実施環境が整った段階で確定予定」と明示しなかった。県道路計画課の担当者は「完成まではなお長い期間がかかるだろう」と話している。
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