広島・尾道市、西日本初の「子どもの第3の居場所」 今夏開設

2017/4/12 7:00
保存
共有
印刷
その他

広島県尾道市と日本財団は11日、経済的な課題を抱える家庭の子どもを受け入れる学童保育施設を市内に今夏、設けると発表した。昨年11月の埼玉県戸田市に続く全国2番目で、西日本では初めて。平谷祐宏市長は「一人でも多くの子どもたちを支援したい」として早期に2カ所目を開くことを検討している。

同財団が取り組む「子どもの貧困対策プロジェクト」の一環で、家でも学校でもない「子どもの第三の居場所」として既存施設の一角に延べ床面積120平方メートルの施設を整備する。内装では尾道市立大学(同市)美術学科の学生が協力する。

小学校低学年20人程度の利用を想定。一般家庭の児童も受け入れるが、利用料を無料から月数万円と幅を持たせ、貧困家庭が優先的に利用できるようにする。日本財団が資金などを提供し、運営は尾道市社会福祉協議会が担う。

学童保育は午後5~7時までが多いが、新施設では午後9時ごろまで対応する。また、スタッフの目が届くよう、1人当たりの子どもを5人程度に抑え、食事を提供し、生活指導もする。

厚生労働省の2012年調査では6人に1人の子どもが貧困状態にある。日本財団では5年間で全国100カ所に増やす計画で、「西日本の複数の自治体から設置の打診がある」(コミュニケーション部)という。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]