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島根県産業技術センター、鋳鉄を効率よく切削する技術開発

島根県産業技術センター(松江市)は10日、鋳鉄の効率的な切削加工技術の実用化に成功したと発表した。鋳鉄の化学的成分を変化させ、工具表面に保護皮膜を付着させる仕組み。切削加工時間を通常に比べ約40%削減できる一方、工具寿命は約2倍に延ばせるという。まず鋳物部品製造のオーエム金属工業(同)など3社に技術供与し、販売を後押しする。

鋳鉄に微量のマグネシウムとアルミニウムを加える。その結果、切削時に工具に保護皮膜ができ、摩耗を抑制できるという。材料の持つ強さや硬さなどは変わりなく、削りやすさだけが向上し、設備投資も不要という。同センターでは「快削性鋳鉄」と名付け、県内の他の鋳鉄メーカーにも採用を働きかけていく。

島根県は鋳鉄の生産額が2015年時点で合計約300億円と、全国4位。今回の技術は県が持つ鋳鉄に関する特許を活用して実用化した。オーエム金属工業は12日に名古屋市で開幕する技術展示会で技術をPRする。

同センターでは「今後も技術の採用を働きかけ、県内鋳鉄産業の一段の活性化につなげていきたい」(特殊鋼・素形材加工技術強化プロジェクトチーム)としている。

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