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鶴岡の国立がん研究センター拠点が開所 慶大研究所と連携

国立がん研究センターの研究拠点「がんメタボロミクス研究室」(山形県鶴岡市)が10日、開所式を開いた。隣接する慶応大学先端生命科学研究所と連携して、がんの診断薬などの研究を進める。慶応大先端研がもつ世界最先端のメタボローム(生体内の代謝物質)解析技術を使い、がん特有の代謝物質の発見や創薬をめざす。

開所式に先立って、同センター、慶応義塾、山形県、鶴岡市の4者は、協定を結んだ。連携して研究を推進し、県と市が支援する内容で、研究成果を地域イノベーションの創出などにつなげることを目指す。県と市は国の補助金を含め5年間で11億8000万円を支援する。

協定締結に際して、中釜斉・国立がん研究センター理事長は「がんは日本人の2人に1人がかかっている。ゲノム解析が進んだが、それだけでは不十分で、メタボローム解析技術をもつ慶応大との研究を2年ほど前から考えてきた」とあいさつ。清家篤・慶応義塾塾長は「研究を融合することで、鶴岡発で人類に貢献できると期待する」などと述べた。

国立がん研究センターの鶴岡連携研究拠点は、地方創生のための政府関係機関の地方移転の一環で、2016年3月に開設が決定。17年2月には関係5者による「がんメタボローム研究連携協議会」の初会合を開き、枠組みを整えた。

遺伝子異常に焦点があたっていたがん研究を、異常増殖するというがん細胞特有の代謝に注目して解析するのが特徴。国立がん研究センターの検体をもとに、慶応大の技術で代謝物質を解析する。がん早期発見につながるバイオマーカーを見つけたり、診断薬や治療薬などの創薬を目指す。

がんメタボロミクス研究室は研究リーダー2人を中心に2チーム12人で構成する。

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