アルマック、スマホの写真をカーテンに、遮光などの機能も

2017/4/5 7:00
保存
共有
印刷
その他

カーテン製造・販売のアルマック(福井市)は製品のオーダーメードサービスに参入した。受注・販売用のサイトを新たに立ち上げ、顧客がスマートフォンなどで撮影した写真やイラストを生地に印刷して販売する。ニトリなど家具の大型量販店が勢いを増す中、独自商品で収益確保につなげる。家庭や店舗向けなどとして販売し、3年後をメドに売上高2億円を目指す。

アルマックが展開するブランド「満天カーテン」の新サービスとして始めた。同社は遮光や防音、防炎などの高機能カーテンに強みがあり、今回もデザイン性だけでなく実用性を兼ね備えた点を売りにする。

同社はまず専用サイトから注文を受け付け、顧客から送られた写真やイラストのデータを基に柄の大きさや配置が異なる3パターンを提案する。顧客がその中から1パターンを選択、サンプルを確認後に入金し、同社が製造に取りかかる。顧客とはメールや電話で連絡を取り合い、通常なら入金確認後、約1週間で納品する。

価格はカーテンのサイズによって異なるが、幅100センチメートル、丈178センチメートルの遮光タイプ2枚で2万3800円。同社が扱うサイズのみのオーダー品(8800円)に比べれば高価だが、糸の製造から染色縫製まで自社で一貫生産しているため、高機能オーダーカーテンとしては低価格だという。また、同社は自社開発した白色の遮光生地を使い、灰色の通常の遮光生地より絵柄をきれいに印刷できるとしている。

カーテンのタイプはほかにひだのないフラットタイプやロールスクリーンなどもそろえた。また、追加料金5000円を払えば何度でもデザインの修正が可能。顧客の多様なニーズに応える体制を整え、家庭用のほか、店舗や企業向けなどとして販売する。

新サービスに合わせて約6千万円を投じ、本社工場内に専用の製造ラインを構築した。デジタルプリンターや転写機、印刷の色を調整するカラーサーバーなどを組み合わせた独自の印刷手法によって、白色生地とあわせて顧客の希望する色合いを忠実に再現する。

まずは国内で受注を始めるが、軌道に乗れば欧米でも展開する方針だ。天谷賢作社長は「ゆくゆくは中国浙江省の工場にラインを置いて欧米向けに輸出したい」としている。

これまでアマゾンや楽天など大手通販サイトを中心にカーテンを販売しており、2017年7月期の連結売上高は前期比並みの約15億円を見込む。オーダーカーテンや自社サイトの販売比率を高め、高収益な体質を目指す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]