2016年度の株式売買代金、任天堂がトップ

2017/3/31 23:11
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2016年度の株式市場で任天堂株の商いが急増し、売買代金がトップになった。日本経済新聞がデータのとれる過去20年で初めてだ。スマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」の配信で人気づき、売買代金は15年度の4倍に膨らんだ。円相場など外部環境が不透明だったなかで、成長力に期待する個人マネーが一極集中した。

売買代金は株価と売買株数をかけて算出し、その銘柄に流入した資金量を示す。任天堂の売買代金は17兆6000億円。2位のトヨタ自動車(13兆9000億円)や三菱UFJフィナンシャル・グループ(13兆2000億円)など、上位の常連を引き離した。

過去20年に年間売買代金が首位だったのは、ソフトバンクグループが最多の5回。これにみずほフィナンシャルグループ(4回)、ソニー(3回)が続く。

16年度の任天堂人気のきっかけはポケモンGOの配信だ。16年7月20日に売買代金が7323億円となり、個別銘柄で過去最高を記録した。その後も新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が想定を上回り、にぎわいが続いた。今年3月末の株価終値は2万5835円で、1年間で約6割上昇した。

主役は個人。短期売買で知られるテスタさん(37、ハンドルネーム)は「16年度に最も売買したのは任天堂」と言い、16年1~12月の約定回数は4000を超えた。「流動性の高さが魅力」。株価の変動が大きく、空売りもかけやすいという。

株価指数を上回る運用を目指す機関投資家も「任天堂を運用資産に組み入れないと市場平均に負ける」(ちばぎんアセットマネジメントの加藤浩史運用部部長)と売買に参加した。

17年度に人気を集めそうな業種・銘柄について、ファイブスター投信投資顧問の大木将充取締役運用部長は仮想現実(VR)に注目する。「ゲーム以外での活用が進めば、VRの技術開発を進めるソニーなどに人気が集中する」とみる。

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