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都議会予算特別委、築地巡り審議

東京都議会は14日の予算特別委員会で築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題を中心に審議し、両市場の安全性の比較が焦点になった。自民党は老朽化した築地市場の衛生面の課題も指摘。公明党は築地に戦前、毒ガス研究拠点があったことを明らかにした。

予算特別委は都政の重要案件を一問一答方式で審議する。14~16日の総括質疑、27日の締めくくり総括質疑を経て、28日に採決する予定だ。

自民党の崎山知尚氏は老朽化した築地市場の現状を尋ねた。村松明典・中央卸売市場長は建物について「6棟は耐震基準を満たしていない」と答弁。大雨時に水があふれ、路面が冠水する被害も明らかにした。

ネズミやカラスなども侵入できる開放型の築地市場と、壁などで覆われた閉鎖型の豊洲市場の比較に関する質問も相次いだ。小池百合子知事は「(築地は)様々な調査をし、日々の衛生管理で努力をしている。まだ豊洲は開場していないので比較は難しい」と語った。

崎山氏は「どちらが衛生的か聞いている」と重ねて迫ったが、小池知事は明確に答えなかった。築地市場の建材にアスベストが使われているとの指摘に対しても「(築地は)現に今日も営業している。消費者の安心の証明だ」などと述べるにとどめた。

豊洲市場を巡っては、遠藤雅彦環境局長が「土壌汚染対策法上必要な措置はされている」と明言。村松市場長も「(建築基準法に基づく)検査済証で施設の安全を改めて確認した」と説明した。小池知事は「科学的な影響を専門家に調べてもらっている」などと断定を避けようとしたが、事務方の一連の答弁も踏まえて「法的に求められている点はカバーしている」と認めた。

公明党の橘正剛氏は豊洲市場の9回目の地下水調査でベンゼンなど有害物質の数値が急激に悪化したことに「不可解」と疑問を呈した。小池知事は「再調査の結果を待ちたい」と応じた。

橘氏は築地で戦前、毒ガス研究を行っていたとの調査結果にも言及。北区内の陸軍施設跡地で高濃度の有害物質を検出していることを紹介した。

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