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横浜市、ごみ分別方法を人工知能が案内 ドコモと実証実験

横浜市はNTTドコモと共同で、人工知能(AI)を活用したごみ分別案内の実証実験を始める。会話形式でメッセージを送信する「チャット」形式で、ごみの分別方法を質問すると自動応答プログラム「チャットボット」が捨て方を指南する。チャット形式に慣れた若年層や10万人を超える同市への転入者に分別方法をアピールし、ごみ処理コストの削減につなげる。

6日から6月下旬まで「イーオのごみ分別案内」というコーナーを横浜市のホームページ内で稼働させる。スマートフォン(スマホ)だと画面全体がチャット画面になり、パソコンで使う場合は画面右にチャットのスペースが表示される。

チャット画面に「CDケースの捨て方を教えて」などと分別に関する質問を入力すると、同市のリサイクル推進キャラクター「イーオ」のAIが回答。より細かい分別が必要な場合などはイーオと会話のやりとりし、分別方法がわかるしくみだ。チャットのやりとりにはドコモの言語処理のノウハウを使い、会話表現にも柔軟に対応する。

検索のもとになるデータベースは、同市が2011年から運用してきた独自のごみ分別検索サービス「ミクショナリー」を活用する。例えばスプレー缶については特定の商品名や「殺虫剤」など、検索で入力するキーワードが多いため、どのキーワードでも分別方法にたどり着けるように機能を追加してきた。現在対応するキーワードを2万語以上蓄積しており、今回のサービス用に再構成して利用する。

横浜市がごみ分別の利便性向上を進める背景には、転入者数の増加と高額なごみ処理費用がある。他自治体からの転入者数は15年で14万4000人と、前年から3.7%増えた。転入者は1960年から一貫して10万人以上の水準で、前の居住地と分別方法が違うためトラブルになるケースもある。

一方、ごみ処理費用は15年度で393億円と、市の一般会計の3%弱を占める。分別方法を分かりやすく案内することで処理施設の負担を減らし、ごみ処理額の削減につなげたい考えだ。

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