2017年12月15日(金)

「レゴランド開業」あと1カ月、来場者550万人地区へ準備着々

2017/2/28 7:01
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 名古屋市の金城ふ頭に屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」が開業するまで約1カ月に迫った。同ふ頭への年間来場者数が約250万人から約550万人と増えることが見込まれ、名古屋市などが受け入れ準備を進めている。3月1日には国内最大級の立体駐車場が開業。港湾の物流機能を保ち、観光客による渋滞を防ごうと、道路も整備してきた。

 市が約190億円かけ整備した立体駐車場は6階建てで延べ床面積は約14万4000平方メートル。5010台を収容できる。ピーク時に1時間あたり2300台の自動車が来ても、周辺に渋滞が起きないよう工夫した。

 駐車場の入り口ゲートは9台。ピーク時は約100人で対応し、各階に自動車を誘導する。ゲートを通った自動車が各階を結ぶスロープで流れが悪くならないよう5~6階、屋上行きのスロープと、3~4階行きのスロープを分離した。入出庫の動線も分けた。

金城ふ頭駅からのびる歩行者デッキ(写真上)。開業に向けて準備が進むメイカーズ・ピア

金城ふ頭駅からのびる歩行者デッキ(写真上)。開業に向けて準備が進むメイカーズ・ピア

 駐車料金は1時間500円で1日の上限料金が平日1000円、休日1500円。年間120万台の利用を見込み、30年かけ建設費を償還する。

 主要自動車輸出拠点でもある金城ふ頭は平日で約1万2000台の物流車両が通る。混雑を防ぐため車道を整備。伊勢湾岸自動車道の名港中央インターチェンジの出口から、物流車両が多い一般道を通らず立体駐車場につながる道を設けた。

 一般道を走る自動車向けに、金城ふ頭の北にある汐止地区の交差点を西方向に曲がる右折路を2車線設けた。看板を出し、観光客を右折させ、駐車場西側に向かわせる。物流車両は汐止の交差点を直進させる。

 車の利用を抑えるため、名古屋臨海高速鉄道は「あおなみ線」を増発する。3月26日から平日3本、土日休日は12本、名古屋駅と金城ふ頭駅を直行する臨時列車を走らせる。あおなみ線の金城ふ頭駅から、安井家具(名古屋市)の「ファニチャードーム」、立体駐車場、商業施設「メイカーズ・ピア」を結ぶ歩行者デッキ約310メートルも整備した。観光客を地上に降ろさず利便性を高め渋滞を避ける。デッキの6割を安井家具、残りは市が約11億円かけ整備した。

 名古屋市は4月1日開業のレゴランドの経済波及効果を約640億円と見込む。レゴランドホテルの開業やレゴランドの2期、メイカーズ・ピアの2期工事などを控え、にぎわいが増しそうだ。

(小林宏行)

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