2019年6月20日(木)

コエンザイムQ10、脳での増加可視化 福井県立大、マウスで成功

2017/2/21 6:20
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福井県立大学は20日、サプリメントとして知られる「還元型コエンザイムQ10」を摂取したマウスの脳の可視化に成功ししたと発表した。記憶や行動に関する脳の部位を中心に同物質が増えた。平修・准教授は「アルツハイマーやパーキンソン病の改善薬の創薬研究への応用が期待できる」としている。

物の重さを量る質量分析を応用し、脳のどこにあるかを画像で示した。同物質を14日間与えたマウスの脳は与えていないマウスと比べ、同物質が約8倍あった。脳の中の小脳や脳りょうなど記憶や行動に関する部位で多くなった。

還元型コエンザイムQ10はエネルギーを作るのに必要な物質。脳の活性化にも効果があるとされるが、加齢とともに体内で徐々に作られなくなる。サプリメントを摂取した後、脳内のどこで増えるのかは分かっていなかったという。

平准教授の指導の下、4年の龍田幸奈さんが卒業論文として研究した。大学院に進む予定の龍田さんは「老齢マウスでの検証などを進め、将来、改善薬として発表できたらいい」と話した。

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