京都府医大学長、組幹部と複数回会食 府警OB仲介後

2017/2/16 13:42
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刑の執行が停止された暴力団組長を巡り、京都府立医大病院(京都市)などの医師が虚偽の診断書や意見書を作ったとされる事件で、府立医大の吉川敏一学長(69)が複数回、暴力団山口組淡海一家の総長、高山義友希受刑者(60)と飲食を共にしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、京都府警OB(58)が数年前、吉川学長と高山受刑者を引き合わせ、その後、2人は京都市内で会食を重ねるようになったとみられる。

府警OBは元警部補で、2014年6月、暴力団対策担当だった時に知り合った暴力団関係者と私的な交際をしたとして減給の懲戒処分を受け、依願退職していた。20~30年前に知り合った暴力団関係者と電話で連絡を取り合ったり、関係者が経営する会社に出入りしたりした。退職後は京都市内で警備業を営んでいたという。

府警は吉川学長の自宅を家宅捜索しており、病院側が暴力団との関係を深めた経緯を調べる。

府立医大病院の荒田均事務部長は取材に「(学長と高山受刑者は)一度、病院の敷地内で会ったことがあると聞いたが、親しい関係にはないと聞いている」と説明、虚偽書類の作成も否定した。

高山受刑者は13年6月に京都地裁で恐喝罪などにより懲役8年の判決を受けた。

府立医大によると、14年7月に府立医大病院で腎臓移植の手術を受け、吉村了勇病院長(64)らが「ウイルス性腎炎」などで収監に耐えられない健康状態との書類を作成した。15年7月に最高裁で判決が確定した後も、書類に基づき収監されていなかった。〔共同〕

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