2019年8月26日(月)

京都の民間病院も捜索 組幹部虚偽診断、収監妨げた疑い

2017/2/15 13:59
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病気を理由に刑の執行が停止された暴力団幹部について、京都府立医大病院(京都市)の医師が虚偽の診断書や意見書を作ったとされる事件で、京都府警は15日、京都市下京区の民間大手「康生会武田病院」に家宅捜索に入った。

捜査関係者によると、刑の執行が停止されていた暴力団山口組淡海一家の総長、高山義友希受刑者(60)の健康状態に関して、虚偽の意見書を書いて大阪高検に提出、収監を妨げた疑いが持たれている。

武田病院の職員は取材に応じ、高山受刑者を診察したことは認めたが、虚偽書類作成の疑惑については明言しなかった。

武田病院グループのホームページによると、1961年の夜間診療開業が創立で、京都府内に9つの病院のほか、健診施設、介護・福祉施設などを経営する。康生会武田病院はグループの中核。病院長は府立医大を卒業している。

一方、府立医大の吉村了勇病院長と高山受刑者は知人を介して面識を持ち、数年来の付き合いがあったことも捜査関係者への取材で判明した。高山受刑者が通院するきっかけになったとみて、府警は家宅捜索の押収資料を基に吉村病院長との関係を詳しく調べる。

虚偽の診断書作成の疑惑について、吉村病院長は報道陣の取材に繰り返し否定している。

京都府立医大などによると、高山受刑者は保釈中の2013年1月に初めて受診。同6月には京都地裁で恐喝罪などにより懲役8年の判決を言い渡された。その後、14年2月から腎臓移植を前提とした治療を始め、同7月に移植手術を受けた。

吉村病院長と別の医師が主治医を務め、「ウイルス性腎炎」など収監に耐えられない健康状態との診断書を作成。最高裁の上告棄却で、高山受刑者は15年7月に判決が確定したが、診断書に基づき収監されなかった。

府警は他の複数の医療機関にカルテを照会するなどし、府立医大病院の診断は虚偽と判断した。〔共同〕

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