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トマト栽培のアグリアドバンス、JTB系と組み君津に複合施設

「デルモンテ」ブランドのトマトの水耕栽培などを手掛けるアグリアドバンス(君津市)は飲食・サービス業に参入する。4月、レストランや直売所を併設した複合施設「愛彩畑」を君津市に開業。JTB子会社と組み、飲食や収穫体験などが楽しめるツアーを企画して観光客を呼び込む。6次産業化を進め付加価値を高める狙いで、初年度に14万人超の来場を見込む。

愛彩畑は約3800平方メートルの敷地に延べ床面積約600平方メートルの建物を建設。地元産の葉物野菜やイチゴ、加工品などを販売する直売所を設けるほか、約40席の飲食スペースも用意する。

飲食の目玉は窯で焼いたピザで、目黒区で人気のピザ店「聖林館」や品川区の「ピッツァマン大井町」などを運営するピッツァマンワールド(東京・品川)が出店する。このほか取れたてのサラダバーや、トマトや野菜を使った特製の「愛彩ラーメン」も提供する。

事業にはJTBコミュニケーションデザイン(東京・港)も参加。首都圏の家族連れなどを呼び込む目的でバスツアーなどを企画する。アグリアドバンスでは愛彩畑の周辺でイチゴ狩りやトマト狩り用の施設や貸農園などを運営しており、こうした施設の観光と一緒に楽しめるプランを打ち出す。今後は同社の野菜をJTBグループと取引がある宿泊施設に直接卸すことなども検討する。

周辺には飲食店が少なく、14日の現地説明会でアグリアドバンスの須藤久雄社長は「外から人を呼び込むだけでなく地元の人にも気軽に利用してほしい」と語った。建物整備などにかかる総投資額は約2億5000万円。このうち一部を千葉銀行の「ちばぎん地方創生融資制度」で調達した。

アグリアドバンスは2002年4月設立。グループ計8社でトマトや葉物野菜を生産し、首都圏の青果市場などに卸している。2016年のグループ全体での売上高は約7億円という。

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