視力低下「夢が台無しに」 タリウム事件、元名大生の同級生

2017/2/9 14:01
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殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判の公判が9日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)であり、元女子学生の高校時代の同級生で、劇物の硫酸タリウムを飲まされた男性が証人として出廷した。事件後に視力が著しく低下したことなどに触れ、「思い描いていた夢を台無しにされ、自由を奪われた」などと心境を語った。

起訴状によると、元女子学生は高校生だった2012年5~7月、中学の同級生の女性と高校の同級生の男性に、飲み物に混入させる形で硫酸タリウムを飲ませ、殺害しようとしたとされる。

男性は同年6月以降、腹痛や脱毛の症状が出始めたと説明。7月以降は視力の大幅な低下も感じるようになり「(視界に)白くもやがかかったような、色もはっきり分からない見え方になった」と述べた。医師からタリウム中毒と知らされ、タリウムについて調べたといい、「すごく恐ろしいものを入れられたと思った」と振り返った。

事件前は理系の研究に携わることを目指していたが「勉強が困難になり、全く違う道を考えざるを得なくなった」と話した。低下した視力は今も回復していないという。元女子学生に対しては、「許せない気持ちでいっぱい。罪を償ってほしい」と訴えた。

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