参天薬の4~12月、純利益60%減 販売費膨らむ
参天製薬が7日発表した2016年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比60%減の198億円だった。国内で緑内障などの新薬販売を強化しているのに加え、海外でも米メルクから買収した医療用眼科薬を売り込んでおり販売費が膨らんだ。前期に抗リウマチ薬事業の売却益を計上した反動も出た。
売上高は1%増の1506億円。薬価改定や円高が減収要因となった一方、新薬の販売は伸びて増収を確保した。売上高の7割弱を占める国内医療用眼科薬が5%の増収、同3割弱の海外も7%増だった。
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