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カーリング女子、中部電力が五輪に望み 日本選手権V

最終第10エンド、LS北見のスキップ・藤沢の最終投がガードに当たって横にそれていく。後攻の中部電力の最終投を待たずして、勝負はついた。24歳のスキップ・松村が声を弾ませる。「LS北見には今大会、2敗していたので三度目の正直で勝ちたいと言っていた。実現できてうれしい」

チームの優勝は3年ぶりだが、当時、松村はリードだったし、サードの清水はセカンドだった。藤沢がLS北見に移り、新生メンバーとなった昨季は日本選手権に出場すらできなかった。前評判の低かったチームが一気に駆け上がっての栄冠。リードの石郷岡、セカンドの北沢を含め、20代選手のショットの精度が素晴らしかった。

この日のハイライトは6-4で迎えた第9エンドだ。ガードのストーン(石)を使った藤沢の1投目が鮮やかに決まり、ナンバー1から3までを握られた。この大ピンチに松村はハウス(円)内の石2つを同時に出してお返し。後攻だった藤沢の2投目の失敗を誘い、1失点で乗り切った。

やはり不利な先攻だった第7エンドのピンチにも、松村は相手の石を出した後、横に動いて2つの石にぴたりとつけるビッグショット。このエンドも1失点で逃れ、世界選手権銀メダルチームの猛攻をタフに跳ね返した。劣勢で起死回生のショットを繰り出した松村は言う。「緊張はせず、けっこう集中できていた。カーリングは楽しんだ者勝ち。楽しんで勝てたのがうれしい」

藤沢とともに挑んだソチ五輪を目指す戦いは北海道銀行の前に敗れた。「当時はお姉さんたちに迷惑をかけないことばかり考えていた」という若きスキップが、そのお姉さんと平昌への切符を巡って再戦することになる。(田中克二)

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