鉄鋼メーカー、低品位原料の利用拡大 高品位急騰でコスト削減
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鉄鋼メーカーが価格の安い低品位の原料の利用拡大に乗り出す。昨年後半に供給不安の高まった高品位の原料炭や鉄スクラップの価格が急騰する一方、低品位の原料の上げ幅は限られている。各社は新たな設備や技術を活用し、低品位原料の使用増で原料コストの抑制を図る。高炉では海外勢とのシェア争いが続く中、低品位炭の活用が競争力の源泉ともなる。
「鋼材製品で1トンあたり1500円を超えるコスト削減につなげる」。大阪市の...
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