2019年6月19日(水)

稀勢の里「我慢してよかった」 横綱昇進が確定

2017/1/24 1:35
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日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は23日、初場所で初優勝した大関、稀勢の里(30)の横綱昇進を出席した委員8人の全会一致で推薦した。3代目若乃花以来19年ぶりとなる日本出身横綱の誕生が事実上決まった。初土俵から15年。未完の大器と呼ばれ続けた稀勢の里は記者会見で「腐らず我慢してよかった」と笑顔を見せた。

横綱推薦を受け、笑顔で記者会見する稀勢の里関(23日、東京都江戸川区)

横綱推薦を受け、笑顔で記者会見する稀勢の里関(23日、東京都江戸川区)

相撲協会は25日に開く春場所の番付編成会議と臨時理事会で昇進を正式に決める。

横審には「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる成績」を昇進の条件とする内規がある。稀勢の里は長らくあと一歩で優勝を逃してきたが、昨年は計69勝で年間最多勝を挙げた。

守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は「平均すると大変素晴らしい成績。高く評価すべきだ」と指摘。「技量は十分にある。品格の面でも、もっともっと磨いて日本国民全員から敬愛される横綱になってほしい」と期待を寄せた。

横審の推薦を受けて稀勢の里は午後6時ごろ、都内で会見。「うれしい、とても。気が引き締まってます」と語り、「自分を信じて土俵に上がった結果」と小さくうなずいた。「(横綱は)想像もできないけど、責任のある地位。今まで見たことがない景色を見るために、心も体も鍛えたい」と意気込んだ。

30歳と遅めの昇進には「体も気持ちも元気だし、まだまだこれから。腐らず、我慢して本当によかった」とかみしめるように話した。支援者には「支えられてばかり。そういう人の顔を思い出したら、きついことも我慢できた」と振り返った。

会見に同席した田子ノ浦親方は「人一倍努力をしているし弱音を吐かない。その結果が出ている」とたたえた。

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