大豆国際価格、半年ぶり高値 南米で不作観測浮上

2017/1/18 23:47
保存
共有
印刷
その他

大豆の国際価格が上昇している。指標となるシカゴ市場の先物価格は18日の時間外取引で1ブッシェル10.7ドル前後で推移している。2016年7月中旬以来半年ぶりの高値で、直近安値を付けた1月上旬と比べて1割値上がりした。

南米アルゼンチンの供給不安が値上がりの一因だ。主要産地で降水量が多く、作付けされた大豆が流されるなどの被害が出ている。生産量が1割下方修正されるとの見方も出ている。

米農務省が12日発表した需給報告で、市場の予想に反して米国の生産量を下方修正して以来、国際価格は上昇が続いていた。南米の不作が値上がりに拍車をかける可能性がある。

当面の注目点は20日のトランプ次期米大統領の就任式での発言だ。「発言を受けて為替相場が大きく動き、米国の輸出競争力に影響する可能性がある」(住友商事グローバルリサーチの山野安規徳アナリスト)との見方がある。

大豆の国内価格には為替相場の円安・ドル高の影響が大きく出ている。16年末に製油会社大手のJ―オイルミルズ昭和産業が輸入コスト増を理由に大豆油の値上げを相次ぎ発表した。先物価格の上昇を受け、大豆製品値上げの動きがさらに広がる可能性がある。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]