日本人活躍の1年に喜び 天皇陛下

2016/12/23 5:00
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83歳の誕生日を前に記者会見に臨んだ天皇陛下は、象徴として国民とともに歩むなかで感じた喜びや平和への思いなどを織り交ぜ、1年を振り返られた。

明るい出来事の一つとして挙げられたのが、8~9月のリオデジャネイロ五輪・パラリンピック。「毎朝テレビで日本人選手の活躍する姿が見られたことは楽しいことでした」。皇后さまと障害者スポーツを長年支援してきた経緯もあり、「パラリンピックにも多くの人々の関心が寄せられていることをうれしく思いました」と喜ばれた。

細胞の「オートファジー(自食作用)」の解明で12月にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大栄誉教授に対しては「今は十分な休養をとられ、再び自らが望まれているような静かな研究生活に戻ることができることを願っています」とエールを送られた。

一方で、今年は長年交流のあった人との別れもあった。10月に死去したタイのプミポン国王については「親しく交流を重ねてきた日々のことが懐かしく思い出されます」と回顧。100歳で亡くなったおじの三笠宮崇仁さまは「戦争を経験された皇族であり、そのお話をうかがえたことは意義深いことでした」と悼んだ。

戦後70年を迎えた昨年の誕生日会見に続き、戦時中の苦難にも言及。11月に皇后さまと私的旅行で訪れた、旧満州(現中国東北部)の開拓団の歴史を伝える満蒙(まんもう)開拓平和記念館(長野県阿智村)で引き揚げ者と懇談したことを振り返り、「厳しい経験への理解を深めることができました」と述べられた。

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