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ニトリHD純利益36%増で最高 3~11月、出店と価格戦略寄与

2016/12/22 23:18
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ニトリホールディングスが22日発表した2016年3~11月期の連結純利益は前年同期比36%増の475億円と、第3四半期として最高益となった。好調を支えたのは百貨店など都心を中心にした出店戦略と、中低価格拡充という商品戦略だ。東南アジアの自社工場で原材料や部材を内製化し、原価を低減する取り組みも好業績を支えた。

上野マルイ店(東京・台東)など国内外で39店増やし、都心を中心にした出店で新たな客層をつかんだ。

既存店も売り上げは好調だ。既存店売上高は7%増。保温力を高めた寝具「Nウォーム」など機能性商品が伸びた。集客力の高さに目を付けた百貨店などから出店要請が増えており「有利な条件で出店できるようになった」(似鳥昭雄会長)。集客しやすい場所に出店し、売り上げが伸びる好循環が生まれている。売上高は13%増の3790億円と好調だった。

売上高の伸び以上に利益を伸ばしている。営業利益は28%増の702億円だった。原価低減の効果が大きく、売上高総利益率は54.7%と、1.8ポイント改善した。「マットレスのコイルを圧縮して持ち運びをしやくすることで輸送費用を抑える」(武田史紀ゼネラルマネジャー)といった細かい取り組みを積み重ねた。

ニトリHDは海外から商品の9割を輸入する。中国の協力工場が中心だが、ベトナムとインドネシアにある自社製造工場からの仕入れ比率を高めている。東南アジアは人件費などのコスト競争力が中国よりも高い。自社工場ではマットレスに使うウレタン素材を内製化したり、商品の仕様を共通化したりして原価を抑える。ベトナムでは来秋、新工場が稼働するが「利益率の改善に一段と貢献する」(武田氏)という。

商品を輸入に頼るニトリHDは対ドルで1円の円安が16億円の営業減益要因になる。業績変動が収益に与える影響を抑えるため、為替予約を18年2月期の仕入れ分まで手当てした。17年2月期の平均決済レートは1ドル=108円台に対し、18年2月期は103円台にした。当面、為替の影響は避けられそうだが、19年2月期以降は為替予約をしていない。

株価は22日に一時1万3130円まで上昇し、年初来高値(1万3630円)に近づいている。17年2月期の純利益予想は9%増の514億円と据え置いたが、純利益の進捗率は9割で、予想を上方修正する公算は大きい。好調な業績が堅調な株価を支えそうだ。

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