2019年2月16日(土)

佐賀県窯業技術センター、世界最強の磁器材料

2016/12/21 21:44
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佐賀県窯業技術センターは21日、世界で最も割れにくい磁器材料を開発したと発表した。強度は通常使われる磁器の5倍程度になるという。原料の素材や成分の配合量を変え、割れる原因となる気孔を小さくするなどして強度を高めたと説明する。有田焼などの新製品開発に生かし、県内窯業の振興につなげる。

新技術で作った磁器は、市販されている家庭向け食器など一般磁器の3~5倍、学校給食用食器など強化磁器の約1.5倍の強度を実現し、世界最強だとしている。具体的には、最も割れやすいとされる茶わんで比べた実験で、従来の磁器では20センチメートルの高さから落とすと割れたが、食卓の高さと同じ70センチメートルから落としても割れなかった。

今回開発に成功した新しい磁器素材は、有田焼など一般の磁器を焼成する同じ温度で製造できる。窯元は既存の設備を使えるため、コストを大幅に抑えつつ、これまでにない形状やデザイン性の高い器やより安全な食器などを生産できる見込みがあるという。

同センターは新技術の特許を出願済み。今後、県内の企業を中心に技術移転を進め、産業応用を進める考えだ。

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