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肝硬変治療技術を供与 渋谷工業、米カンザス州立大に

渋谷工業は19日、山口大学が開発して同社も特許権などを持つ肝硬変の治療技術を米カンザス州立大学に供与すると発表した。3者で米食品医薬品局(FDA)に治験(臨床試験)承認を申請する。3者が取り組む骨髄細胞を使う再生医療法は、肝臓移植におけるドナー不足や免疫拒絶などの課題解決につながるという。米国での治験を踏まえ治療法を確立し普及を目指す。

供与する技術は「自己骨髄細胞投与療法」で、肝硬変の患者から約400ミリリットルの骨髄液を採取し、再生医療で注目される「間葉系幹細胞」を抽出。これを患者に投与して繊維化した肝臓を元の状態に戻すという。これまでに国内外で60以上の臨床実績があり、米国でもまずこの手法で治験に取り組む。

ただ、骨髄液を大量に取り出すには全身麻酔による負担が重く、患者のうち10%程度しか実施できない。このため、患者から約50ミリリットルの骨髄液を採取して、間葉系幹細胞を培養する手法でも治験を行う予定だ。

渋谷工業は間葉系幹細胞を無菌状態で抽出したり、培養したりするための装置を手掛けており、技術面で治験を支援する。同日会見した渋谷弘利社長は、売上高が現状約10億円の再生医療関連事業について、「2020年を目標に200億円に向けて頑張りたい」と意気込んだ。

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