2019年6月18日(火)

部活休養日、2割が設けず スポーツ庁が全国の中学調査

2016/12/15 23:45
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全国の中学校の5校に1校が決まりとして部活動の「休養日」を設けていないことが15日、スポーツ庁の調査で分かった。「週1日」の学校が5割超で最多だった。部活は教員の多忙化の一因となり、過度な運動が生徒の健康に悪影響を与える可能性も指摘されている。同庁は「適切に休養日を設定してほしい」としており、2017年度に詳しい調査を行う予定。

調査は6月に庁内のチームが休養日の適切な設定などを求める報告書をまとめたことを受けて実施した。部活休養日について調べたのは初めて。対象は国公私立の中学1万593校(全体の97.3%)と中2の約104万人。

1週間当たりの休養日を「設けていない」と回答した学校は22.4%。「週1日」が54.2%で、「週2日」は14.1%、「週3日以上」は2.9%だった。

設けていない学校の割合を都道府県別にみると、大阪(67.5%)、東京(63.8%)、奈良(54.3%)などが高い一方、山形や福井は0%と大きな開きがみられた。土日に休養日を設定していない学校は42.6%あった。

運動部に所属する生徒の1週間の平均活動時間は男子が935分(15.6時間)、女子は949分(15.8時間)。男子は平日の平均が113分で土曜は207分、日曜は158分。女子はそれぞれ114分、218分、157分で、男女で大きな差はなかった。

また87.5%の学校は原則、教員全員が顧問をすることにしていた。希望した教員を顧問にする学校は5.3%にとどまった。

同庁は教員や生徒の負担などを含む実態についてさらに調査し、17年度末までに適切な休養日のあり方を示した指針を策定する方針。部活を巡る問題に詳しい名古屋大の内田良准教授は調査について「休養日の設定が少ない自治体や学校で危機感が生まれ、改善の機運が高まるのではないか」と話す。

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