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埼玉・飯能に「ムーミン谷」 テーマパーク18年秋開業、宿泊施設も

埼玉県飯能市で計画されている北欧フィンランドのアニメ、ムーミンのテーマパーク「メッツァ」が2018年秋に開業する。アトラクションなどでムーミンの世界を体験できる「ムーミンバレーパーク」とフィンランドの生活を体感できる「メッツァビレッジ」からなる。水道などインフラ整備に手間取り、開業が当初計画より1年ずれこむことになったという。

メッツァの開発、運営を手掛けるフィンテックグローバルが6日、発表した。宮沢湖周辺の約16万平方メートルを開発し、まず18年秋にフィンランド発祥のサウナ付きの宿泊施設のあるメッツァビレッジが開業する。豪華なキャンプが楽しめるグランピングや無料の公園スペースのほか自然素材の工芸品や食品を作製したり、購入したりできるエリアも設けるという。

19年春にはムーミンバレーパークが開業する。ショーなどを開く「エンマの劇場」やムーミン一家の住まいを再現した「ムーミン屋敷」など原作でおなじみの場所をアトラクションとして用意。滑車にぶら下がり宮沢湖を横切るように滑空する「ジップライン」もつくる予定だ。

メッツァの総事業費は約150億円で、地元などからパート従業員など700人を採用する予定。年間、100万人の来場を見込む。

6日にメッツァの概要を発表したフィンテックグローバルの玉井信光社長は席上、「飯能市の自然豊かな観光資産と組み合わせ、新たな地方創生のあり方を創造したい」と述べた。飯能市の大久保勝市長も「都内から1時間以内でメッツァにいけることは大変素晴らしい」と開業時期が決まったことを歓迎した。

同市では「ムーミン基金」の返礼品にムーミンなどが描かれたマグカップなどを追加した。メッツァ周辺のインフラ整備などにつかう基金で、ふるさと納税の仕組みを活用する。同市は地方創生の総合戦略でもメッツァを重点施策の柱に据えている。

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