2019年2月23日(土)

大連万達、英社買収完了 映画館の世界最大手に

2016/12/2 23:44
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【大連=原島大介】中国の不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)は2日、映画館チェーンで欧州最大手の英オデオン・アンド・UCIシネマズの買収を完了したと発表した。これにより万達は中国、米国、欧州にまたがる世界最大の映画館運営会社となった。ただ、積極的なM&A(合併・買収)攻勢に米国では警戒する声も上がる。

2日に欧州連合(EU)が買収を承認した。同社は今年7月、傘下の米映画館チェーン大手、AMCエンターテインメント・ホールディングスを通じ、オデオンを総額9億2100万ポンド(約1300億円)で買収することで合意していた。

すでに中国と米国ではそれぞれ最大の映画館チェーンだ。今回の買収で合計スクリーン数が約1万3千に上る世界最大手になった。

万達は映画館以外にも、米ハリウッドで映画やテレビ番組の製作会社などのM&Aを仕掛ける。ただ、米国では、外国企業が中国企業を買収できないことに不満が噴出。万達についても過去の買収案件を精査すべきだとの声が上がる。

中国が映画産業を通じて世界への影響力を高めることへの警戒感もある。米国の対応次第では、今後はM&Aが思うように進まない可能性もある。

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