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山形大、3Dゲルプリンター実用化へ

山形大学は14日、3Dゲルプリンターを使って産業用機器やロボット、医療機器を開発・製造するベンチャーを設立したと発表した。従来、ゲル材料は加工が難しく用途も限られていたが、古川英光教授は世界初の3Dゲルプリンターや高強度ゲル材料を開発しており、自由に造形できる。柔らかな装置の開発や企業の製品化を支援する。

ゲルはゼリーのように内部に水を含む柔らかな物質。ゴムのように柔らかく人体に使える生体適合性もあるが、力を加えるとばらばらに崩れてしまう欠点があった。山形大は7倍まで伸びる高強度ゲルと3Dゲルプリンターを開発しており、実用化に踏み出す。

設立したのは「ディライトマター」(山形県米沢市)。3Dプリンターとゲルで、これまでにない機器類を開発・製造するほか、企業から開発・製造を受託する。古川教授と川上勝准教授が出資し、3D模型を製作するスタジオミダス(埼玉県上尾市)の中村昇太氏が社長を務める。

古川教授らは内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の支援も受けて実用化研究を加速させており、ゲルで眼内レンズや手術訓練用の臓器モデルを試作、潤滑油の役割をもつ低摩擦機械への応用などを進めている。

今後、柔らかな関節や外装でできたロボット、ギア、人工血管、福祉器具など幅広い用途での利用を見込んでいる。

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