北海道経産局がハラルメニューの試食会
北海道経済産業局は30日、道内の飲食店やホテルなど向けに、イスラム教徒(ムスリム)の戒律に対応した食事メニューの試食会を開く。宗教上の禁忌に触れないことを示す「ハラル」の食材や調味料を使った食事や食品の開発を支援するのが狙い。
経産局がJTBや北海道二十一世紀総合研究所(札幌市)と協力して開くムスリム観光客対策セミナーの一環。札幌グランドホテルは7月から和洋中の各レストランでハラル食を提供しており、今回の試食会で朝食メニューを提供する。
ムスリム向け情報サイトを運営するハラールメディアジャパン(東京・渋谷)や旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)イスタンブール支店の代表者らが、日本のムスリム観光客受け入れの課題についての公開議論も行う。参加の申し込みは18日まで。