2019年2月19日(火)

インド高額2紙幣の使用禁止、230億枚無効に

2016/11/9 14:27
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【ニューデリー=黒沼勇史】インド政府が9日午前0時から、最大紙幣の千ルピー(約1580円)札と2番目に高額の五百ルピー札の使用を禁じた。インド準備銀行(中央銀行)も新たに二千ルピー札を導入し、五百ルピーの新紙幣も発行すると公表したが、本格的な流通時期は不明だ。

地元報道によると、使用禁止とした2紙幣の合計流通枚数は230億枚。それが無価値になるとあって、モディ首相がテレビ演説で公表した8日午後8時から深夜までの4時間、各地の銀行ATMでは、使用禁止になる前に2紙幣を預け入れる人々の行列ができた。一夜明けた9日朝には、使用可能な百ルピー札などを持ち合わせていない人が通勤のタクシーに乗れないなど、早くも経済活動に混乱が生じている。

モディ首相は11月10日から12月30日に銀行か郵便局の口座に預け入れない限り「無価値の紙くずになる」と表明した。脱税を目的に現金のまま保有する富裕層の隠し資産をあぶり出す狙い。銀行口座を介さない地下経済の「ブラックマネーは推定で国内総生産(GDP)の20~45%」(米バンクオブアメリカ・メリルリンチ)に及ぶ。

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