酒米、1万トンの供給過剰 農水省が初調査

2016/11/5 0:30
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農林水産省は4日、日本酒の原料になる「酒造好適米」(酒米)の需要調査の結果を初めて公表した。2015年産で需要量は9万7千トンの見込みとなり、およそ1万トンの供給過多となった。16年産も同様の水準になるとみられ、酒造好適米は供給過剰が続く。

日本酒の輸出が増えるなか、原料となる酒造好適米の需要動向を把握する目的で7月から9月にかけて初の調査を実施した。全国にある1500の酒造会社に対して酒造好適米の購入実績や見通しを調査。64%にあたる955社から回答を得た。

14年産の主食用米の価格が大幅に下落したため、高値で取引される酒造好適米の作付けを増やす農家が目立った。結果として15年産の酒造好適米が供給過剰へ転じたという。

品種銘柄別にみると最も需要があるのは「兵庫産山田錦」。16年産では2万3134トンの見込み。次いで「新潟産五百万石」が9692トン、「長野産美山錦」が3401トンだった。

日本酒は国内での消費が減り続ける一方で、輸出は伸びている。15年度の輸出量は14年度に比べ22%増の140億円だった。

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