2017年12月13日(水)

ネコの腎不全の原因解明 東大

2016/10/17 1:45
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 東京大学の宮崎徹教授は、ネコが腎不全になりやすい原因を突き止めた。腎臓にたまった老廃物を取り除くのを助けるたんぱく質が、うまく働きにくい形になっていることがわかった。人間でもこのたんぱく質が機能しているとみられ、今後、ネコと人間の両方に効く治療薬の開発を進める。

 血中の老廃物は、腎臓でろ過されて排出される。急性腎不全になると腎臓の細胞が大量に死んで排出経路が詰まり、尿が出なくなる。

 宮崎教授らは以前、AIMというたんぱく質が活性化すると、腎臓で死んだ細胞が体内に取り込まれ、経路が詰まりにくくなることを発見した。今回ネコが持つAIMを調べたところ、活性化しにくい形になっていることがわかった。

 ネコはほかの動物に比べて腎不全になりやすい。活性化しやすいAIMをネコに投与することで腎不全を改善できる可能性がある。

 AIMは人間でも同じ機能を担っている。研究チームは活性化しやすいAIMを治療薬として開発する考えで、2年後にネコ、その後ヒトでも臨床試験を進める考えだ。

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