2018年8月20日(月)

稲作にIoT技術 富山のベンチャー、KDDIが支援

2016/10/14 6:20
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 KDDIは富山県滑川市の農業ベンチャー、笑農和(えのわ)が実施するスマート水田サービスの事業化を支援する。笑農和が開発した、スマートフォン(スマホ)で遠隔開閉できる水門について、通信における技術的なアドバイスなどを行う。農業の担い手不足が深刻化する中、IoT(モノのインターネット化)技術を活用して稲作農家の負担軽減につなげる。

 笑農和が開発したIoT水門「パディッチ・ゲート01」は取水口に設置し、田植え後の水管理を遠隔からできる。あらかじめ指定した水位や時間に自動開閉することができるほか、モグラによる被害などを通知する機能も備える。

 まずは2017年3月までに富山県内の農家を中心に1000台の導入を目指す。今後は同水門とドローンや人工知能(AI)を組み合わせた水田管理サービスも展開していく考えだ。

 同事業はKDDIの起業家支援プログラムに、北陸の企業で初めて採択された。同社は通信分野での技術的な助言をするほか、研究拠点としてオフィススペースの提供などで支援する。

 富山県によると、県内の水田10アール当たりの作業時間は水管理が12時間で、最も多くの時間を費やしている。少子高齢化で農業の担い手不足や大規模化が進む中、水管理の省力化で稲作農家を支援する。

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