石本酒造 新潟産酒米で「越乃寒梅」
清酒「越乃寒梅」の蔵元、石本酒造(新潟市)は28日、新潟市内で栽培された酒米だけを使った日本酒を発売する。酒米「五百万石」を採用し、辛口でキレのある味わいを再現した点が特徴。新潟市内の一部特約店を通じて販売する。
発売するのは「越乃寒梅 普通酒 大江山産」。希望小売価格は税別で720ミリリットルが960円、1.8リットルが2030円。2商品で計1万1千本を販売する計画だ。
同社は昨年、原料の地産地消を目指し、冬場に同社の期間従業員として酒造りを手伝う地元農家らと共同で五百万石を栽培する研究会を設立した。今回の日本酒は同研究会が栽培した酒米を使った初の商品になる。
同社の担当者は「地元で栽培した酒米を使った穏やかな香りやキレのある味わいを楽しんでもらいたい」と話している。
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