島津製、がん早期診断機器に力 19年度に売上高8割増目指す

2016/9/16 6:00
保存
共有
印刷
その他

島津製作所は15日、がんなどの病気を早期に発見できる診断機器の売上高を2019年度に110億円と現在より8割増やす方針を明らかにした。まず国立がん研究センター、神戸大学と共同で16年度内に大腸がんを早期発見できる事業を始める。アルツハイマー病や新生児の先天性病気の早期診断も強化する。

島津製が強化するのは「分子診断」と呼ぶ事業。患者から採取した血液などを分析し、腫瘍が大きくなる前に発見する。

同日の説明会で、上田輝久社長は「インターネットを活用したサービスの高度化も課題」と発言。分析機器と情報通信やAI(人工知能)を連動させる考えを示した。

離島などにある病院の患者から採取した組織などの病理データを分析機関に送信し、遠隔診断する「迅速病理診断システム」の実用化も急ぐ。肝臓がんで医療機器の承認を得た後、乳がんや肺がん、大腸がんや膵臓(すいぞう)がんに適用範囲を拡大する方針だ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]