仮設焼却施設、大熊町で起工式 中間貯蔵予定地で初 環境省

2016/9/14 10:51
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環境省は13日、福島県大熊町にある原発事故の帰還困難区域で、除染廃棄物などを焼却する仮設施設の起工式を開いた。放射性廃棄物の中間貯蔵施設予定地での設置は初めて。同町の廃棄物処理が目的だが、伊藤忠彦環境副大臣は式後、町外の廃棄物が入る可能性のある中間貯蔵施設の一部として利用することについて記者団に「ひとつの案だ」と言明した。

伊藤氏は「(町有地を提供する)大熊町の理解が大切」と強調した上で「中間貯蔵施設の役目をできるだけ有効、かつスムーズに実行できるようにすることが大事だ」と話した。大熊町の渡辺利綱町長は「(新施設は)町の可燃廃棄物の処理に弾みがつく」と話し、中間貯蔵施設の一部としての使用に関しては「経過をみながら国と協議していきたい」と述べた。

仮設焼却施設は事故を起こした福島第1原子力発電所まで約5キロメートル。2018年2月に完成し、22年3月まで使用する計画。三菱重工環境・化学エンジニアリングと鹿島の共同企業体(JV)が施工する。建設や完成後の運営を含めた総事業費は約298億円。

同省は福島県内の8市町村9カ所に仮設焼却施設を計画。6カ所が稼働中で、1カ所はすでに処理を完了している。

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