2019年7月16日(火)

築地移転延期 小池知事、補償に前向き
「業者にヒアリング」

2016/9/2 23:49
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東京都の小池百合子知事は2日の定例記者会見で、築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転延期について、仲卸業者からヒアリングする意向を表明した。延期に伴う補償交渉にも前向きな姿勢を示した。知事就任からこの日で1カ月となり、会見では「いろいろな課題に種まきをし、おかしいものはストップしていきたい」と改めて意欲を示した。

「それぞれの立場の方からのヒアリングを、時期を考えて受けたい」。築地市場の豊洲市場への移転延期を決めた小池氏は2日、移転を推進してきた市場関係者からの反発が強まっていることについて、記者会見でこう述べた。移転時期などについて要望を聞く見通しだ。

移転まで約2カ月前の方針転換に、業者からは引っ越しのキャンセルなどに伴う費用の負担を求める声も上がっており、今後は補償交渉も焦点になりそう。会見で小池氏は「都として延期をするので、(補償を)検討したい」と前向きな姿勢を示した。

小池氏は「これまでの長い歴史に苦労があったことは知っている」と不満の声にも理解を示しつつ、「食の安全を最後まで確認すべきだというスタンスは変わらない」と自身の判断が揺るがないことを強調した。

小池氏は2日朝、2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長や、丸川珠代五輪相ら、関係機関のトップでつくる調整会議を開催した。

豊洲への移転延期を説明したうえで、築地市場跡地に通す予定だった五輪の幹線道路の工事計画も見直されることに触れ、「取り得る方策をしっかり検討する」と強調。森会長は「(五輪までに)やるならやる、やらないならどういう方法があるかを示してもらいたい」と注文をつけた。

小池氏は、五輪開催都市立候補時点から大きく膨らんだ東京五輪の開催費用について、1日に設置した「都政改革本部」の検討チームで検証する方針。2日の会見では、15日からリオデジャネイロ・パラリンピックを視察することを明らかにし、「ポイントは費用の問題。『もったいない』に通じるものを参考にしたい」と述べた。

   ◇

東京都は2日、小池知事のリオデジャネイロ出張に伴う費用が約850万円となる見通しだと明らかにした。

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