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「ハーバー」のありあけ、観光事業を強化 横浜・馬車道に新店

菓子製造・販売のプレシアホールディングス(HD、横浜市)は1日、産業ガス大手のエア・ウォーターに全株を売却すると発表した。エア社は傘下の食品部門を強化しており、商品開発力などを評価した。プレシアHDの全株を保有する藤木久三会長は今後、横浜銘菓「ハーバー」を製造・販売する関連会社のありあけ(同)の経営に力を入れ、観光事業などを強化する。

売却予定日は10月3日。売却額は非公表。

プレシアは大手コンビニやスーパーなどにケーキや焼き菓子など「コンビニスイーツ」を提供してきた。2016年3月時点の売上高はグループ全体で163億3800万円。

エア・ウォーターの16年3月期の連結売上高は6606億円。食品・農業部門は約14%で、業務用のハム、ソーセージや野菜などを販売。14年8月から子会社の「春雪さぶーる」(札幌市)で洋菓子事業を始め、北海道でプレシア商品のOEM生産も請け負っていた。

国内市場の縮小を踏まえ、コンビニ各社は納入先に生産の効率化を求めたり、海外進出を進めたりしている。プレシアは工場の大規模化や高度化を進めるには、エア社の資金力やノウハウを生かすべきだと判断した。藤木氏は当面、プレシアHDの会長にとどまり、経営に携わる。

「ありあけのハーバー」は製造元の倒産に伴い、プレシアが商標権を取得し、01年に復活させた。ありあけ株は今回の売却の対象外。

ありあけは横浜市内の再開発を視野に入れ、近く市内中心部の馬車道商店街に新店舗を開設する。JR新横浜駅近くの本社も、山下公園や中華街に近い場所に移転する。本社移転と新店舗の開設費用約10億円はプレシア株の売却資金の一部をあてる。

横浜市内に観光客が集まる核施設をつくるための検討も進める。洋菓子の「ハーバー」だけでなく、横浜らしい和菓子などの開発も強化する。

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