横国大、50年ぶり新学部、都市科学部、来年4月から

2016/8/31 7:00
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横浜国立大学は30日、都市問題や社会基盤の整備などを学ぶ「都市科学部」を2017年4月に新設すると発表した。同大が新学部を設けるのは50年ぶり。理工学部や教育人間科学部にある学科を移管・改組するなどして「文理融合」型の能力を持つ人材を育成する。新学部の設置をテコに志願者の増加にもつなげる方針だ。

新学部の設置は26日に文部科学省から認可を受けた。同大の長谷部勇一学長は30日の記者会見で「少子高齢化や防災・減災などの課題先進国として、地域に根差した都市問題の研究は推進する価値がある。横浜国大の今後を象徴する学部だ」と強調した。

都市科学部は教育人間科学部から移管・改組する「都市社会共生学科」、理工学部から移管する「建築学科」、同学部から移管・改組する「都市基盤学科」と「環境リスク共生学科」の4学科で構成する。主に都市社会共生学科は社会基盤となる施設の構想・設計ノウハウ、都市基盤学科は土木工学、環境リスク共生学科は環境問題など社会の持続可能性を学ぶ。

育成する人材像としては建設コンサルタントや自治体の街づくり専門家、民間企業の企画部門などに携わるマネジメント人材などを想定している。自治体や企業から事前に意見聴取したところ、「専門性だけでなく、幅広い視野で事業全体を統率できる人材が欲しい」といった声が多かったことを踏まえた。

定員は計248人。同大の学部数は4つから5つに増えるが、他学部の定員を調整し、新入学生の定員総数は変えない。

新学部の設置には少子化を背景に減少傾向が続く志願者数を回復させる狙いもある。同大の16年度の一般入試の受験者数は4947人で、5年前に比べ1割以上減った。時代や地域のニーズに対応することで競争力の強化につなげる考えだ。

    ◇

横浜国立大学は30日、大学院の教育学研究科内に教職大学院を2017年4月に設置すると発表した。定員は15人で、修了期間は2年。地域教育や生徒指導で実践的な能力を持つ教員を養成する。

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