2019年7月18日(木)

津波、低周波で迅速察知 高知工科大など黒潮町に装置

2016/8/26 6:00
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高知工科大学などは低周波の音波を使い津波の発生や規模をいち早く察知するセンサーを開発、高知県黒潮町の計5カ所に設置し、25日から試験運用を始めた。地震計や気圧計と連動させて精度を高める。巨大地震の発生が想定される太平洋岸のほかの地域などにも設置する計画だ。

名称は「複合型インフラサウンド津波センサー」。同大学の山本真行教授と計測器・音響機器メーカーのサヤ(千葉県船橋市)が共同開発した。

山本教授らによると、地震が発生し海底が動くと海面にも気圧などの変化が起きて人間には聞こえない低周波音が発生する。装置は津波よりも陸地への到達が速い低周波音を解析。複数の場所に設置してデータを分析することで到来時間や規模を把握するという。

「海上に装置などを設置する従来の測定方法よりもコストがかからずメンテナンスしやすい」(山本教授)。センサーの価格は1台約80万円。今年度中の実証実験を通じてシステム全体の運用費用を算出する。

実験では低周波音を発生させる噴火や台風なども観測対象とする。来年度は高知県の室戸岬や足摺岬にも置く。千葉県にも設置する計画だ。

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