大阪「水の回廊」英語案内 観光船で実験
大阪市内の堂島川、木津川、道頓堀川、東横堀川を結ぶ「ロの字」型の水の回廊をめぐる観光船で、英語の説明を聞ける音声案内の実験が始まった。訪日外国人客の増加で乗船客も外国人が増え、サービスを向上する。
実験は一般社団法人の水都大阪パートナーズが実施した。乗船客が船上や川周辺でスマートフォン(スマホ)にアプリをダウンロードすると、日本語と英語の音声で案内する。画面は日英のほか中国語、韓国語などで水辺の歴史や現状を画像をまじえて説明する。全地球測位システム(GPS)を利用した。
期間は2017年2月末まで。実験結果をみて実用化を検討する。従来の実験は阪神高速道路の高架がかぶさるように設けられた東横堀川で電波が届きにくかった。通信機器開発のWHERE(東京・千代田)が寄贈した通信機器を同社が川の護岸に18個取り付けた。
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