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関西発

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アジア客、難波に集中 インバウンド関西、宿泊の担い手(下)
エクスペディアホールディングス近畿・東海地区本部長 榎田豪氏 著名ブログ掲載で集客効果

2016/8/20 6:00
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――関西ではホテルの稼働率上昇に一服感が出ていますが予約サイトにも影響は出ていますか。

「2016年1~6月の大阪の予約件数は前年同期比2.4倍だった。安定した伸びは続いている。昨年のインバウンド(訪日外国人)の急増は、初めて日本を訪れる団体客と個人のリピーター、それぞれの増加のタイミングが重なったためだ。今も予約が取りにくい状況は変わらない。ホテルやゲストハウスなどまんべんなく予約が入っている。平均単価は1泊1万3千円前後だ」

――どこの地域が人気ですか。

「アジア客を中心に難波周辺が選ばれている。関西国際空港からの交通の便がよく、通天閣などの観光名所が集中している。食べ歩きができる店も多く、買い物もしやすい。客の多くは次に京都方面に向かっている」

――格安航空会社(LCC)の関空就航便の拡大の影響はありますか。

「宿泊費の相場が季節に応じて変わるようになった。各国の休暇シーズンに合わせて来日する個人客が増えているからだ。昨年は団体客が年間を通じて訪れていたため、時期に関係なく宿泊費が高止まりする『インバウンドバブル』の状態だった」

「最近は個人客の利用が多いスマートフォンアプリ経由の予約が増えている。1~6月のサイトへのアクセスは前年同期の2.5倍。日本に到着してから、国内の滞在地を検索する動きも目立つようになった」

――個人客の増加にどう対応しますか。

「宿泊施設と緊密に連携し、季節ごとの価格設定やキャンペーンを考えなければならない。台湾や香港には影響力が大きい『パワーブロガー』がいる。彼らが日本のホテルを取材する場合、当社が航空券や宿泊代を支援し、ブログに掲載してもらうと効果は大きい。個人客はコンセプトを持ったホテルに注目しており、浴衣の貸し出しのような日本らしい体験への評判がいい」

――民泊への注目が高まっています。

「宿泊施設から当社サイトへの掲載を受け付けており、最近では民泊と思われる施設の申請も増えてきた。今は関連法制が整備されておらず、現時点では掲載を保留している。法整備が進んでから対応を検討したい」(聞き手は大沢薫)

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