九大発VB、AIの米研究者雇用

2016/8/19 21:41
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九州大学発ベンチャーのKyulux(キューラックス、福岡市、佐保井久理須最高経営責任者)は米ハーバード大学の研究者を米国子会社で雇い入れる。次世代テレビなどの材料として期待される発光材料「次世代有機EL」の素材の候補を人工知能(AI)で選び出す。素材の解析にかかる時間を大幅に短縮し、早期の実用化を後押しする。

米ボストンに7月に子会社を設立。量子化学やAIに詳しい同大の研究者3人を招くメドが立った。3人は条件に沿った有機ELの素材をAIで学習しながら探し出すシステムを開発した。

発光効率や寿命といった条件を入力すると、数百万件ある素材の候補を百件単位に絞り込めるという。現行は1つの素材が有用かどうかの解析に12時間かかる。キューラックスは同システムを同社だけで使う権利も取得済みだ。

キューラックスは昨年設立。西日本シティ銀行や産学連携機構九州(福岡市)によるQBファンドの第1号出資案件で、16年2月までに計15億円を調達した。

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