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ファイトロックス、食品向け粉末量産

バイオ企業のファイトロックス(沖縄県うるま市、伊藤史紘社長)は同市に優れた抗酸化作用を持つとされる色素「フコキサンチン」の工場を設置し、来年1月から本格生産を始める計画だ。微細藻類を原料に従来より高純度のフコキサンチン粉末を大量供給でき、食品原料として健康食品会社などに売り込む。

フコキサンチンはワカメや昆布などが持つ赤色の色素で、抗酸化作用のほか肥満、糖尿病、炎症を抑え、美白効果があるとされる。海藻から抽出して精製するこれまでの方法では、100キログラムの材料から純度2~3%の製品を2グラム前後しか作れず、大量生産できるメーカーがなかった。

ファイトロックスはフコキサンチン含有量が海藻類に比べて約150倍あるケイ藻を利用する。独自の技術で大量培養し、精製することで純度40%と90%のフコキサンチン粉末を生産できる。

同社は2015年3月に設立。12月に本社を茨城県つくば市からうるま市に移した。同市の国際物流拠点産業集積地域にある1500平方メートルの工場は沖縄県から賃借し、約3億円を投じて生産設備を整えた。

来年1月から毎月5~10キログラムを生産。製薬・食品・化粧品メーカーなどに販売し、年間10億円前後の売上高を見込む。同社ではフコキサンチンは数百億円の市場規模があるとみており、工場の増設も検討。3年後には10倍の生産量を目指す。

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