2019年1月17日(木)

小池都知事、豊洲市場移転「早く結論出す」 卸売業者らと会談

2016/8/13 7:00
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東京都の小池百合子知事は12日、築地市場(中央区)を豊洲市場(江東区)に移転する時期について、記者団に「できるだけ早く結論を出したい」と語り、近く判断する意向を示した。知事は7月の都知事選で豊洲移転について「いったん立ち止まるべきだ」と発言していた。16日に築地・豊洲を視察したうえで移転を延期するかどうか決断するとみられる。

豊洲市場は11月7日に開場する予定で、市場棟の整備などが最終段階に入っている。都は8月下旬にも農林水産省に認可申請する予定で準備を進めている。

小池知事は12日の定例記者会見で、豊洲市場の開場に向けた認可申請が迫っていることについて「8月、9月に節目があることも承知している」と述べた。その上で、自身が選挙戦中に移転の延期を示唆したことについて「都民の食の安心、市場で働く人の環境がどうなのかを、総合的に判断したい」と語った。

小池知事は記者会見に続き、都庁内で市場関係者と会い意見を交換した。豊洲への移転推進派で築地の業界団体で構成する築地市場協会の伊藤裕康会長は会合で「開場日をみんなで決めた。変更するとたいへんな混乱をきたす」と訴えた。慎重派の仲卸業者、関富(中央区)の関戸富夫社長は「本当は豊洲に行きたいが、不安がある」と、土壌汚染問題などを挙げ延期を要望した。

築地市場協会の泉未紀夫副会長は豊洲と都心を結ぶ環状2号道路について「五輪だけでなく、豊洲市場にとっていちばん大事な動線になる」として、早期開通の前提となる予定どおりの市場移転を求めたという。

知事は意見交換の後、記者団の取材に対し「課題の解決のために、具体的に何をしたらいいか大体見えてきた」と強調。移転を延期するかどうかの判断については「できるだけ早く結論を出したい」と答えた。

また、知事は16日に築地・豊洲両市場を視察する意向を表明。築地では都の担当者らから施設の老朽化の状況や、2020年の東京五輪で選手らの移動に不可欠となる環状2号道路の工事についても説明を受ける。

一部の市場関係者が豊洲市場の建物内で化学物質のベンゼンが検出されたと指摘している件については「よく調べたい」と答えた。建物の空気中のベンゼンの濃度について、調査するよう都の担当部署に指示した。

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