砂丘らっきょう、出荷額が過去最高に
鳥取県特産の「砂丘らっきょう」の今季(2016年)の出荷額が約10億7000万円で前年同期比37%増となり、過去最高だったことが10日、県のまとめで分かった。「砂丘らっきょう」は今年3月、国が地域ブランドとして保護する「地理的表示(GI)」に登録された。県はブランド力が向上したことが背景にあるとみる。
平井伸治知事が10日の定例記者会見で明らかにした。平井知事はGIの効果について「GIがついて非常に売りやすくなったようだ」と評価した。らっきょうは春に収穫する。他県のらっきょう産地が不作だったこともあり出荷数量も前年同期比で31%増だった。
平井知事はまた「先行事例がうまくいったので次ぎに続くGI認定を国に働きかけたい」と強調した。具体的には県西部の大山の麓で作られている「大山ブロッコリー」などを検討しているという。