世田谷区検討委 庁舎改築で報告書 全面・一部含め6案併記

2016/8/9 7:00
保存
共有
印刷
その他

東京都世田谷区の区役所庁舎の改築を巡り、有識者や区民でつくる検討委員会は8日、改築の方向性を示した報告書を保坂展人区長に提出した。現庁舎を全面改築するか一部保存するかで意見が分かれており、報告書は全面改築4案と一部保存2案を併記した。「庁舎などの空間特質をできるだけ継承する」と明記し、全面改築だが現在のデザインや配置を生かす折衷策の可能性も残した。

検討委は区が有識者や区民の意見を聴く場として設けた。区は報告書の6案や意見をふまえ、11月に庁舎整備の基本構想をまとめる予定だ。保坂区長は建築家の故前川国男が設計した現庁舎の景観継承に意欲的な一方、区議会の自民、公明両党はコストや利便性から全面改築を主張する。

前川建築は高層棟と低層棟と広場の配置が特徴で、全面改築4案のうち3案が踏襲している。現在の建物を耐震化して保存する案はほかの案より工期が長く、区役所の機能で必要な面積が不足するデメリットがある。保坂区長は「報告書を尊重し基本構想を策定したい」と述べた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]